整形外科 牛田 正宏
骨粗鬆症とは骨の量が減り弱くなる病気で、痛みと骨折しやすくなることが問題となります。高齢の方ではこれが寝たきりの原因になることも多いので、骨粗鬆症の予防、改善には大きな意義があります。糖尿病や慢性関節リウマチなどの病気により起こるものもありますが、加齢、とくに閉経後の女性に起こるものがほとんどです。
治療の目的は骨量を増加させ痛みを軽くすることと骨折を予防することです。治療法として主に@食事療法A運動療法B薬物療法があります。
@ 食事療法 カルシウムの摂取が重要であることはもちろんですが、それ以外のビタミンやタンパク質などの栄養素をバランスよく十分に摂取することが大切です。
A 運動療法 骨は使わないと弱くなります。運動の種類は何でも構いませんが、自分の体力に合わせて無理のない範囲で、また根気よく続けることが大事です。
B 薬物療法 すでに骨量がかなり減っている場合は、食事と運動だけでは骨量はなかなか増えません。そのため外来に来られた患者さんのレントゲンや骨密度測定で骨量が減っている場合は薬の内服を勧めることがあります。薬の種類はいくつかありますが、患者さんの骨粗鬆症のタイプに合わせて選択します。骨折してからでは遅いので、必要であれば早めに飲み始めた方がよい場合もあります。
高齢化社会で骨粗鬆症の予防、治療は今後ますます重要になってくるだろうと予想されます。骨密度測定だけでもいいですからお気軽にご相談ください。
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