平成19年11月1日号
ドライアイについて

眼科医師  藤澤 桃子

 涙は眼の表面全体を覆い、それを潤し、眼を守るバリアとして働いています。涙が減り、成分が変化すると、その働きが不十分になる為に角膜や結膜が乾燥し、傷がつきます。これがドライアイです。

 皆さんは最近「目が乾く」「目がゴロゴロする」「目が疲れやすい」「眼が充血する」「目やにが出る」「目がしょぼしょぼする」「まぶしい」「物が霞んで見える」「涙が出る」「目が重い」「なんとなく目に不快感がある」「目が痛い」などの症状はありませんか。これらの症状が五つ以上当てはまれば、ドライアイかもしれません。ドライアイといっても、あまり特徴的な症状はなく、自分がドライアイと気づいていない人もいます。

 ドライアイは@涙がすぐ目から蒸発してしまうタイプA涙の量が少ないタイプの大きく二つに分けられます。原因は、コンタクトレンズの装用やパソコン作業、空気の乾燥、ホルモン分泌低下による涙腺の機能低下(特に更年期女性)、マイボーム腺(涙を表面に保持させる作用のある油を分泌する)の機能低下、また免疫異常が原因で涙腺が破壊されてしまうシェーグレン症候群など様々です。

 治療法は症状の程度、原因にもよりますが、基本は涙を補充するために人工涙液を頻回に点眼します。人工涙液以外には、水分を保つ効果のあるヒアルロン酸点眼も使用します。また重症のドライアイに対しては、涙点プラグといって涙道の入り口(涙点)に栓をして涙を眼球に留めておく治療法があります。その他、ご自身の日々の心がけや工夫で症状を軽くすることができます。もし、上記の様な症状でお悩みであれば、一度眼科を受診してみて下さい。

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