前立腺癌、腎癌、膀胱癌、腎盂尿管癌、精巣腫瘍などの悪性疾患をはじめとして、前立腺肥大症、尿路結石、膀胱炎や前立腺炎などの尿路感染症、女性に多い尿失禁、男性不妊症、小児泌尿器科一般(真性包茎、停留睾丸、膀胱尿管逆流、先天性水腎症など)、と泌尿器科領域の幅広い診療を行っています。 特に50歳以上の男性には、泌尿器科癌検診として、外来にいらっしゃるすべての方に年1回のエコーと前立腺の触診、前立腺腫瘍マーカーのチェックをお勧めしております。このため当科では、特に症状の無かった方や前立腺肥大症や尿路結石などの良性疾患で通院されていた方の中から早期に前立腺癌、腎癌、膀胱癌などの泌尿器科癌が早期に発見され、根治されておられる方の数が非常に多いのが特徴です。また、診断から治療(薬物療法や手術療法)にいたるまで、一貫して医長菅野が責任を持って、後輩スタッフと共に行います。誰の担当になるかわからない大病院に比べて、安心して任せていただけるのもこの規模の病院の長所と考えております。
外来診療は菅野の他、平野、高野、大学からの非常勤医師2名、の各医師が交代で行っていますが、その診断と治療方針は各自が勝手に決めることはなく、常に菅野と診療に当たった医師全員でカンファランス等を実施し相談をして決定します。いつでも安心して受診してください。
しかしながら現在の外来診療の問題点は、絶対患者数の多いことにより、待ち時間が非常に長いことです。特に新患の方は予約患者さんの合間に診察が入るため、かなり待たされてしまいます。受付してからゆっくりブランチでも食べるつもりでおいでください。もちろん痛みや急激な症状の方は緊急の処置を必要とする場合もありますので、受付で看護師にまず状況をお話しください。2005年より徐々に外来診療もコンピュ−タ−で管理されるようになってきました。まだまだ整備中で不都合も多いと思いますが、将来は効率の良いものになると思います。
なお、コンピュ−タ−管理下にて、予約患者さんは予約時間より早めにいらしても順番は早くなりません。また日によっては急患の患者さんの処置が優先されることもあります。いつもお待たせして本当に申し訳ありませんが、よろしくご理解いただければ幸いです。
2006年より、腎癌、腎盂尿管癌の手術には、大学から泌尿器科腹腔鏡手術認定医を招いて腹腔鏡下での手術を施行しています。従来に比べて非常に小さな創ですむため、術後の痛みも少なく、回復も早く、よい成績です。また前立腺癌の手術には2007年より内視鏡の補助を導入したミニマム創手術を施行しています。従来より小さな創でありながら、拡大視野で丁寧に手術を行います。また前立腺癌の手術では通常切断する勃起神経も、癌が大きくない場合はできるだけ温存するよう心がけています。出血の多いことが予想される手術には、多くの場合手術前に輸血用の血液を1000 ml 前後自分で貯血します(自己血)。
2000年以降は前立腺癌の根治手術(根治的前立腺全摘除術)の98%の症例を輸血無し(自己血のみ)で終了しています。また前立腺肥大症の内視鏡手術(TURP)は菅野赴任以来過去12年間で500例以上施行しており、通常TURPは数%に輸血を必要とされるにもかかわらず、全ての症例を無輸血で終了しています(もちろん自己血も必要ありません)。さらに、大きい前立腺肥大症では1回のTURPで切除し切れない場合があるとされますが、全ての症例を1回で終えています(最高切除量101 g 切除時間1時間以内)。人体という自然を相手とする手技に過信は禁物です。現在に甘んじることなく、今後も日々研鑽し続けたいとと思っております。
尿路結石の治療には、2005年8月に最新式の結石砕石装置(ESWL)が導入されました。従来の機種よりも痛みが少なく効果は大きいため皆様に好評です。詳しくはESWL のホ−ムペ−ジをご覧ください。
可(緊急応需)